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JPリーダー横塚コーチにインタビュー前編
カテゴリ:スクールトピックス | 2018.07.02
こんにちは。
あざみ野JPブログ担当の今福です。
今回はJPチームを率いる若きリーダー、横塚コーチにロングインタビューしましたので、それを元に記事を書きたいと思います。
たくさんお話しをしていただいたので、前編と後編に分けて、お届けしたいと思います。
私は通常のレッスン以外の業務としては、新人の研修や若手のレッスンメニュー作りをサポートする役割を担当させていただいているのですが、横塚コーチもテニスユニバースに入りたての頃は、私の研修を受けていました。話しはその頃のことから始まりました。
「入った頃はきつかったな〜。黒澤コーチ(現在は昭和の森)には仕事面で毎週怒られるし、研修の時の今福さん、そこそこ怖いし、、、」
黒澤コーチはまだしも(笑)私は優しく研修してきたと思うのですが、そんな印象を持っていたのね(笑)ともあれ、インタビューはこんな風に、くだけた感じで始まりました。
JPというのは現在、JP1、JP2、JP3と三つのステージに分かれ、レベルによって分けられています(JP1が1番上のクラス)。JPへの入校やJP内のレベル分けは、セレクションによって判断され、振り分けられていきます。アウトドアの1番奥のコート二面を使って行われていて、
平日は
JP3 17時〜19時 2時間
JP2 19時〜21時半 2時間半
JP1 18時半〜21時半 3時間
土日は
JP3 16時半〜18時半
JP2 17:00〜19時半
JP1 17時〜20時
という構成になっています。月曜以外の毎日行われていますが、各レベルによって受けられる回数が決まっていて、事前にどの日にレッスンを受けるか子どもたちはスケジュールを提出します。
最初にそのシステムにたどり着くまでの道のりを聞いてみました。
「最初は嶮山テニススクールがまだあったときに、渋谷コーチ(現在、各会場に神出鬼没)が一人で始めたんです。ほどなくして、あざみ野テニスガーデンができて、その頃に僕と窪田コーチと伊藤コーチ(現在は退職)と渋谷コーチの4人で新たにスタートをしました。」
窪田コーチは今もJP3を教えています。初期から知っているのは、横塚コーチと窪田コーチの二人だけということになるんだなと思いつつ、先をうながします。
「最初はセレクションもなくて、体験レッスンを受けていただいてコーチが合否を判断するという手法をとっていました。レベルに差もあまりなかったので、10人弱の人数で二面を使って合同で行っていました。徐々に人数が増えていってレベル差が出てきて、小学生と中学生で分けたり、レベルで分けたり、試行錯誤を繰り返してきて、そのうちにJPを大きくしていこうというプロジェクトが立ち上がります。 」
話しを聞くうちに横塚コーチ自身のJPへの関わりの経緯を聞いてみたくなりました。
「最初は〜、、、一般のクラスだけでなく、幅広くこの仕事に関わりたいという気持ちがもともと強く、そういう相談を渋谷さんにしていました。その時に、うちのJPの選手達が南大沢校の選手達と練習試合をするから見に来てみたら?、と渋谷さんに誘われて、二つ返事で、行きます!って、見に行ったんです。そこで見た光景が、テニスをがんばろうとしてる子たちだから、すごくこう、キラキラしてたし、一緒にいてすごく楽しかったし、そこで(JPのスタッフになることを)決めました。特に南大沢の子なんかは、すごい良い子が多くて、テニスをやる子たちがこんなに充実してて、キラキラしてて、こういう子たちを教えられたら、すごく楽しいだろうなって、渋谷さんとやらせていただけたらなって、そこが始まりですかね。それを言われてなかったら、きっとやってなかっただろうし、南大沢に行ってなければ、、、だから、全てのきっかけを作ったのは渋谷さんですね。」
かなり熱のこもった口調で、始めた当時のことをお話ししてくれました。
そしてまた、JPを作ってきた道のりのお話に戻ります。
「JPを大きくしていこうという話しが持ち上がった時には、JPのリーダーになっていました。なので、今のシステムのレベル分けや時間設定やセレクションのことや定員や料金を詳しく決めて、今の体制をスタートさせました。」
どうやら、渋谷コーチの異動が突然決まって、横塚コーチは突然リーダーになったらしく、、、、
「つらいこともありましたけどね。渋谷さんという大黒柱が抜けてしまったから。でも、やっぱりこの仕事は楽しいし、やりがいがあります。子どもが18歳になるまで見るんで、これだけ週3〜4回関わってると、テニス以外の成長してる部分も見ることができて、思春期の子とかもいるし、そういう大事な時期に携わっていられるのが、いいな〜って。だからある意味すごく、責任重大ですよね。JPでやったことで、大人になったときに、テニスは間違いなくその1つになってくると思うんで。だから、テニスを教えるだけじゃ意味がない。挨拶してなかったら当然注意しますし、そういう基本的なところ、当たり前にやらなきゃいけないことはできるような選手になってほしいです。そして、子どもたちが大人になって社会に出た時に、テニスをやってきたことで、何かプラスになればいいかな。テニスの選手だけで食べていけるようになる子なんてほとんどいないんで。ただ、そこまでテニスをとことん突き詰めることで、得られるものがたくさんあると思うんです。」
横塚コーチの口振りに嘘は全く感じられません。本当に好きなんだなという気持ちが伝わってきます。特に、ただテニスが強くなるだけじゃなく、子供達の健全な成長を願ってる気持ちが、ヒシヒシと伝わってきます。
横塚コーチの言う「大事な時期に携わっている幸せ」は私もとても共感できるところです。私も、吉村玲音選手、高木遥香選手、岩崎りら選手、籠島琉凪(るな)選手、小山マキシ選手、桶生至留選手などは、彼らがまだ一般のクラスにいたころにレギュラーや振替で関わったことがあるのですが、その頃から現在までの途中の段階を知らないので、その時期を知っているJPのスタッフ達は少しうらやましくもあります。もちろん子供達と険悪になってしまったり、保護者の方々と意見が合わなかったりすることもあるだろうと推測はできますが、それでもなお、やりがいを感じ、根気よく見守り続けられるのは幸せなことだと思います。
次回は、後編、セレクションのことなどを中心にインタビューした部分をお届けしたいと思います。
東急あざみ野テニスガーデン 今福
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