フェデラーの躍動

2015.09.11

いつもお世話になっております。
広報担当の伊藤です。

現在、行われているUSオープンの男子シングルスにおいて、1setも落とすことなくベスト4に駒を進めた唯一の選手がロジェー・フェデラーです。

フェデラーは、今年で34歳です。
テニス界では、25歳ピーク説があるぐらいですから、34歳というのは引退していないだけで、もう既にレジェンド扱いと言っても良いでしょう。

そんな中で、フェデラーは2位を維持し、今でもジョコビッチと並んで優勝候補筆頭です。

そんなフェデラーにある記者が引退の時期について問いかけた質問が、凄く素敵なので紹介します。

記者「フェデラー選手、あなたは全てを成し遂げたといっても良いほど勝ち続けて来ました。

もう引退を考える時期に来ていますか？」

フェデラー「（笑顔で）君は僕がなぜテニスをしているかわかってないね！若い頃は確かに、タイトルを取ることや記録を作ることに情熱を燃やしたこともあったよ。けれどね。僕の最大のモチベーションは、はじめてラケットを握った頃と同じなのさ。テニスをすることが楽しいんだ。僕が引退するとしたら、それは満足した時でも、勝てなくなった時でもない。朝起きた時にテニスをすることに対してワクワクしなくなったときさ。今は、本当にテニスが楽しい。だからまだ引退は考えてないよ。」

フェデラーほど、楽しそうにプレーする選手を僕は知りません。
40歳になっても見続けたい選手です。