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テニスコーチが売っているものとは?

2015.04.04


こんにちは。

今日も、最高に高いモチベーションの松岡修造を超えたい男です。

先日、尊敬する上司にこんなことを教わりました。

上司『龍平、テニスコーチって何を売っていると思う?』

私『レッスンですか?』

上司『そうだよね。じゃあ、レッスンってもの(商品)だと思う?それともこと (出来事)だと思う?』

私『•••何となくですけど、ことですか?でも、商品と言えば、商品なのかな?』

上司『そうだね。どっちも、正解だと思う。だけどどっちの解釈をしているかが コーチとしての在り方を表してると思うんだよ』

私『どういうことですか?』

上司『それはね。もしもレッスンをもの(商品)を売ると考えれば、お客さんも 会社も、その完成度にこだわるよね?テレビだって、パソコンだって、 不完全 な商品を買おうとする人はいないだろ?だからレッスンを(商品)として解釈す れば、最初の挨拶、メニュー構成や説明の仕方、アフタフォロー まで均一のマ ニュアル化をするよね?』

私『確かにそうですね!良い組織なら、徹底的にクオリティを高めると思いま す。完成品を完成品として出せるように組織をマネジメントすると思いま す。』

上司『そう。これが一つの解釈だよね。じゃあさ、もしもレッスンがこと(出来 事)を売ると解釈したら、どうなると思う?』

私『生徒さんが感動する?上達?成長?』

上司『そうだよな。もしもレッスンが出来事を売ると考えるのなら、レッスンと いうものに答えや完成品はなくなるの分かるか?時にはマニュアルさえ もない 方が良いこともある。』
私『どういうことですか?』

上司『それは生徒さんは、みんな違うからだよ。感動一つとっても、アフタフォ ローに感動する人もいれば、自分の上達に感動する人もいる。コーチの 成長や 情熱に感動する人もいる。上達を求めている人に応えようとしたら、その人身体 の状態、心の状態、目指している場所を知らなくてはいけない。 その答えは人 の数だけあるだろ?万人に通ずる答えなんてないよ。』

私『なんとなく分かって来ました!』

上司『そして、アドバイスの伝え方にしても、レッスンの構成にしても、いきな り正解に行き着くことはないんだよ。コーチは、経験を重ねれば、その 精度は 上がるけど、すぐに正解を用意できるコーチなんていないよ。だからね、正解は 生徒さんと一緒に作るんだよ。トライアンドエラーの先にしか、 答えはないん だよ。龍平、これって何かと同じだと思わないか?』

私『テニスですか?』

上司『そうだよ!その通り!!テニスだって、いきなり完成品に行き着くことは ないだろ?不完全な状態だからこそ、試合に出て上手く行ったり、上手 くいか なかなかったり(トライアンドエラー)を繰り返して、少しずつ自分が見えて来 て、プレーの精度が上がってくるだろ?いきなり完成品を求めた ら、テニスな んか辛くて続けらんないよ。』

上司『だからな。直江さん(テニスユニバース創業者)が『テニスをやれば全て が分かる。テニスをやりなさい』っていうのは、本当にスゲーことなん だよ。 まさにその通りなんだよ!だから俺は、若い奴らが試合に出るのを応援してやり たいんだよ。だってなあいつら、ほとんどは最後負けて帰ってく るのに、それ でもまた次にチャンレンジするんだよ?スゲーじゃねえか!トライアンドエラー そのものだろ?レッスンをものを売るじゃなくて、出来事 を売ると解釈するな ら、自分自身がトライアンドエラーしてなかったら、生徒さんに対して出来事を 売ることなんてなんて出来ないだろ?』

上司『ただね!どっちが正しいわけじゃないからね。それに、どっちも極めたら 結局、同じところに行くんだよ。あとは龍平が好きな方を選んだらよい よ。』

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こういう方がいるから、テニスコーチはやめられません。 

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