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道具と心を通わせる
カテゴリ:スクールトピックス | 2017.06.22
どうも皆さんおはこんばんにちは。
プロテニスプレイヤーとして活動させていただいている、昭島生まれ・昭島育ちの羽生沢です。石井コーチと同い年です。
浜口コーチからバトンを引き継ぎました。
昭和の森で小学1年生からテニスを始め、テニスユニバース一筋で17年が経ちました。
おかげさまで実業団の試合は、たくさんのご声援をいただき大変感謝しています。
個人戦も月に2大会は出場していますので、そちらにも興味を持っていただけると嬉しいです。
今回何について投稿しようかかなり迷いましたが、道具についてお話させていただきます。
まず、僕の使用している道具を紹介させていただきます。
【ラケット】ウィルソン プロスタッフ97
【グリップ】
《リプレイスメントグリップ 》ウィルソン プレミアムレザー
《オーバーグリップ 》キモニー フォルテグリップ
【ストリングス】ソリンコ ハイパーG 1.25 (51パウンド)
【振動止め】キモニー クエークバスター
最初にラケットについてお話させていただきます。僕はウィルソンのプロスタッフ97というラケットを使用しています。フェイス面積ですが、僕にとっては95だと小さくて、100だと大きく感じてしまいます。そして、今時のラケットはフレームを硬く作る傾向にありますので(誰でも気軽にテニスを楽しめるように、スイートスポットの外で捕らえてもボールを飛ばしやすくするため)、このラケットは昔ながらのしなり(打感の良さ)と、ディフェンスする際に必要な適度なパワーサポートを兼ね備えていて気に入っています。重さに関しては、複数のラケットの個体差を調整する程度で、ほぼカタログの数値で使用しています。以前は単にラケットを重くすれば重いボールが打てるという浅はかな考えだったため、360gぐらいで使っていました(笑)実際にボールの質は上がるので重くするのもありですが、現在は320g程度でスイングスピードを上げることに重点を置いています。
次にグリップのお話です。僕は、リプレイスメントグリップ(俗に言う元グリ)をレザーグリップに巻き替えてあります。これは僕の中学生の時からのこだわりで、レザーグリップにすることでグリップの八角形の角を手の平で認知しやすくなります。したがって早いラリーのなかで瞬時にグリップチェンジをしたときに、ラケットを見なくても手の平の感触だけで面の向きを把握することができます。グリップ自体が振動をあまり吸収しないので、手に打感が伝わりやすいのも特徴です。
オーバーグリップはどのメーカーからもたくさん販売されていますので、自分に合ったものを見つけられるといいと思います。気にしない人はまったく気にしませんが、引っ張り具合やいつも◯mm重ねて巻くというこだわりをもった選手も多いです。ちなみに白のカラーが染料の関係で一番滑りにくいと言われています。
ストリングスもさまざまな商品が売られていて迷ってしまいますね。ストリングスに関してもお話したいことが山ほどあるのですが、僕はストリンガーではありませんので、今回は省略させていただきます。
最後は振動止めについてです。振動止めは、その名のとおり、振動を吸収する物だという認識が強いかと思います。しかし、物によって振動の取り具合が違うので、打感調整のために付けている選手が多いのも事実です。付けないのももちろんありです。振動止めを付けない場合、ボールをラケット面のどこで捕らえたのかがわかりやすく、打感も心地良いので、スライスやボレーなどのタッチ系ショットは打ちやすいと思います。個人的には振動止めを付けることによって、フルスイングしたときのホールド感が好きで使用しています。
皆さんはなぜその道具を使っているのか説明ができますか?デザインや好きな選手が使っているという理由で選ぶ気持ちもわかりますが、道具に求める優先順位を明確にしていきたいものです。
まだまだここには書ききれないこともたくさんありますので、道具に関する相談も是非お待ちしています。
※一番大切なことは道具に頼るのではなく、確かな技術を身に付けることです。
次はテニスユニバースのクレイジージャーニーである佐藤那智コーチにバトンタッチします。
昭和の森テニススクール 羽生沢
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