川崎光美のエジプト遠征③

カテゴリ：コーチ選手活動｜ 2016.09.26

こんにちは昭和の森テニスセンター所属川崎光美です。
前回に引き続き、エジプト遠征についてご紹介したいと思います。

エジプトでの試合は日中が暑い為、夏の間は試合開始が18:00からのナイトマッチになります！！
試合が3試合目にアレンジされていると22:00スタートという事もしばしば・・・
そうすると1日の流れとして、午前中に練習→トレーニング→午後アップして試合、となる訳です。

基本的には午前2時間練習するのですが、２度目のエジプト遠征の時に、なるべくトップシードの選手に練習してもらう。という事を念頭に置いて練習相手を決めていました。
それは何故か！

トップの選手と試合をした時にいつも思う事が、「こんなボール受けた事無い」「こんなにいい所に打ったのにココに帰ってくるのか・・・」など、試合で初めましての事が多く、慣れるまでに１セット掛かってしまうこともしばしばで、一試合丸々何も出来ないで終わってしまう事もあります。
その時に思うのが「練習の時にこんな相手と出来ていれば・・・」と言うのが素直な感想。

しかし日常の練習では、周りに男子の選手は居てもなかなか女子のトップレベルの人と練習する機会自体滅多にありません。
年に一・二回あるか無いかのレベルです。
そして日本人ならではの考えなのかもしれませんが、「自分より上手な人に練習をお願いするなんて、相手の練習になるかどうか分からないから自分から声なんて掛けられない(><)それに声を掛けても断られてしまうかもしれないし！！」と言うのが私の心情です。笑

本戦出場選手のランキングがほぼ同等のレベルで集まっている大会だと自然と本戦選手同士で練習のペアが出来ていくので、そうなると余ったランキングが低い予選の選手同士で自然と練習ペアを組んで行くことになってしまいます。
しかし、エジプトの大会に出場している選手層は本戦選手の上2-3人は優勝しに来ている選手、間の6-7人はもう少し今のランキングより上に行きたいレベルの選手、それ以外の選手は「一回戦勝ってポイントが欲しいな・・・」と言う少し目標が控えめな選手が6割くらいと言うバラバラな選手層な感じで構成されている気がします。

そして僻地という事もあり、どこの国の選手が固まるわけでもなく、それぞれの国の人たちが1-2人ずつ様々な目標を持って参加しに来ているような感じなので、選手の国籍もバラバラです。
トップの人数が少ないという事と、あまり同じ国で固まる事の無いバラバラな国籍という事もあり、あまりみんな固まった感じで練習する事は少なく、常に全員が明日の練習相手を探していると言う感じになるので声も掛けやすく、そして色んなレベルの選手層と練習出来るというのが私がエジプトに何度も来ている理由の１つとなっています。

また、食事もホテルの中で三食食べることが出来、ホテルの外に外出しなくても試合と練習とトレーニングと食事の全てが行えるという事も決め手の一つとなっております。

それではまた次回！！