個人スポーツで必要なこと

アカデミーの渋谷です。

毎朝、アカデミールームに入ると青いラケットバッグが定位置に置いてあります。

持ち主者は何処？

練習前の1時間ほどかけてモリパークの外周や銀杏並木などをジョギングしているとのこと。

誰かに言われて始めたのではなく、自身で決めて始めている。

私も長い間、育成畑にいることで、多くの選手や子供たちを見させていただいたことで、どのような選手が上達が早かったり試合の結果が出やすいのかも見えてきています。

いくつかのポイントはあるのですが、その中で自主性と主体性の行動に関して話してみたいと思います。

それぞれの定義が間違っているかもしれませんが、私としてはこんな感じで考えています。

自主性⇨コーチが言ったことをしっかりとやりきる
主体性⇨自身で決めたことをしっかりとやりきる

やるべきことを決定する人の違いと捉えています。

試合においてやることを
チームスポーツ⇨決定するのは監督
テニス⇨決定するのは選手自身

一概にも絶対とは言えませんがおおまかこんな感じ

自主性の強い選手で多く見られる傾向は、テニスは上手いのだけれど、練習では良いのだけれど....
試合では....　こんな悩みを抱えている選手が多く見受けられます。

コーチとしては自主性の強い選手は可愛くてしょうがありません。だってコーチが指示したことを
しっかりやって付いてきてくれるのですから。

反面、主体性が強い選手は、コーチとぶつかることもあったり指示したことを上手く手を抜いたり（笑）
とコーチとしては....厄介な選手（褒め言葉です笑）。

なので、どうしても自主性に重きを置きたくなってしまうのがコーチの心情です。

また主体性に重きをおいても、「かって」や「わがまま」などの行動に伴い、チームとして機能不全に
陥ってしまう可能性もあります。

「塩梅かぁ〜」

本当にテニスコーチは難しいなぁ〜と思う今日この頃です。

しかし、スポーツで結果を出し続ける人はその両面を持っています。そしてその両面を持つ選手は、
人として魅力がある選手でもあります。

欲張って行かないとね。 

 

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