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ラケット選び方講座~玄人編~
カテゴリ:スクールトピックス | 2019.08.02
皆さんこんにちは。
最近はボックス形状よりもラウンド形状のがしっくりくるコーチの大原です。
はい、何を言ってるのかわかりませんね。
今回の記事を最後まで読むとわかるようになります。
ということでラケットの選び方第3回はフレームの形状についてお話します。
今回は知識的にもですが技術的にもわからない方は本当にわからないので予備知識程度に読み飛ばしてください。
本当に興味がない方は最後にお便り紹介コーナーがあるのでそこだけ読んでみてください。
まず最初にフレーム形状とはフレームの断面図の形になります。
通常、ラケットでボールを打つ際にガットがたわむのはネットなどでスロー動画を見るとわかりますね。
これと同時にラケットも変形しています実は。
そしてそのフレーム形状が異なることによって変形具合も異なります。
そのフレーム形状を大きく2つにわけるとラウンド形状とボックス形状にわかれます。
見分け方ですがフレームを触ったときに曲線が多かったらラウンド形状、直線が多かったらボックス形状だと思ってください。
↑ボックス形状のラケットの例です。内側がほぼ直線になってるのがわかるかと思います。
↑ラウンド形状のラケットの例です。内側が膨らんでいるのがわかるかと思います。
ラウンド形状はインパクト時の変形が少ないので飛びやすくボックス形状は変形が大きいので飛びにくいです。
なので前回の最後にお話した似たようなスペックのラケットをどう選べばいいのということですが、
飛ばしたいほど曲線の多いラケットを、飛びを抑えたかったら曲線の少ないラケットを選べばいいかと思います。
といってもこのフレーム形状の違いがわかる方はきっと相当技術のある方なのであまり気にしなくてもいいかと思います。
ちなみに近年はラウンド形状が流行しており、特に2019年は顕著になっているかと思います。
最後に久しぶりにお便り紹介コーナーです。
ペンネーム「ラケットはよく飛んでスピンがかかって打感がよくてデザインがよければ何でもいい」さんからの質問です。
なんか池田コーチと言ってることが一言一句変わらないですね。
「ラケットの硬い柔らかいってフレーム形状でわかりますか?」
はい、良い質問ですね。
基本的にはラウンド形状のほうがインパクトの瞬間にボールが飛んでいくので腕まで衝撃が伝わりにくいので柔らかいと感じるかもしれません。
逆にボックス形状のほうがしなりがあるので腕に衝撃がきて硬いと感じるかもしれません。
あとラケットの重さによって形状がある程度パターンが決まっているので硬さもある程度比例しているかと思います。
ちなみに、メーカー側の方からするとしなるラケットを柔らかい、しならないラケットを硬いラケットをと呼びます。
しなるというのはボックス形状でしたね。
つまりユーザー側の硬い柔らかいと真逆になっています。
不思議なことですね。
日本語って本当にややこしいと思いました。
ラケット選びに関しては今回で終了となります。
自分に合ったラケットを選ぶのもテニスの楽しさの一つだと私は思っています。
皆さんもぜひいろんなラケットを手にとって違いを比べてみてください。
大正セントラルテニスクラブ目白 大原
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