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ガットの選び方講座~ポリエステル編~
カテゴリ:スクールトピックス | 2019.11.29
皆さんこんにちは。コーチの大原です。
お待たせいたしました。今回はポリエステルガット(以下ポリ)の説明をしていきます。
ポリとナイロンの大きな違いですが、打感に関してはいわずもがな、今回はその性質に関してお話していきます。
まずナイロンは前回の記事でもあった通り、構造によって反発力や耐久性に違いをだしています。
ポリの構造はほとんどモノ構造(単一の心糸のみ)になっています。
その代わりに太さを変えたり、形を変えたり、外側にギザギザを付けたりして差別化をしています。
なぜかというと、ポリに関してはポリ同士接着するには溶かしてくっつけることしかできないらしく、モノフィラメントやマルチフィラメントのような物を作ろうとしても糸同士くっついてしまうので、構造による違いがあまり出ないらしいです。
個人的にどうせポリを張るなら角張ったガットか細ゲージがお勧めです。
当ショップで言うと角張ったガットはプロハリケーン(8角形)、RPMブラスト(8角形)、レボリューション(6角形)、ハイパーG(5角形)、ツアーバイト(5角形)、細ゲージはブラックヴェノム(1.15)があります。
あとは最近発売されたルキシロンのスマートというガットがお勧めです。
当ショップにも最近入荷されました。
なぜスマート(賢い)という名前なのかと言うと、打つ強さによって打感が変わるからです。
柔らかく打つと柔らかいタッチに、強く打つとしっかりした打感に変わります。
まるでガットがプレイヤーの意思を汲んで、自ら判断して対応しているかのようです。
だから「賢いガット」と言われているわけです。
もしかしたらこのガットを選んで使っている方も「賢い」選択をしているのかもしれません。
ポリガットは打感が硬い飛ばないガットが多いので、力の弱い方や肘などを痛めている方は張る前にコーチに相談してみてください。
ガットの種類を覚えたところで、次回以降で実際にどのガットを選べばいいのか、テンションはどう決めればいいのかを説明していきます。
大正セントラルテニスクラブ目白 大原
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