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剣道から学ぶテニスの技術①
カテゴリ:スクールトピックス | 2020.09.04
皆さんこんにちは。小中学生のころは剣道をしていましたコーチの大原です。
なので私のレッスンの中でたまに剣道の技術で例えることもあります。
せっかくなのでここのブログで少し掘り下げて説明していきたいと思います。
第一回目は「気剣体の一致から学ぶボールコントロール」です。
「気剣体の一致」とは・・・
剣道において相手から一本を取るには「気剣体の一致」が条件となります。
「気」・・・気合のことで、簡単に言うと発声と打突部位が一致していないといけません。(例:面と発声しながら胴を打っても一本は取れません)
「剣」・・・竹刀のことで、有効打突部位を竹刀の有効部位(真剣では切先三寸と言われる一番切れやすい部分があり、竹刀でもそれを模した物打ちと呼ばれる部位があり、そこで打突しないと一本とみなされません。)で打突しないといけません。
「体」・・・主に体勢のことで、簡単に言うと体勢が整っていないといけません。
これら全てが揃っていないと一本として認められないのです。
そしてこれらをテニスに置き換えて考えることでボールのコントロールがしやすくなります。
「気」・・・打ちたいコースを自分の中でイメージを作りつつボールのコントロールをします。「ただ打つ」のではなく「どう打つ」を意識することが大事です。※必ずしも打ちたい方向・ショットの種類を発声する必要はありません。
「剣」・・・ラケットワークや面の向きをコントロールすることで打ちたい方向へボールを飛ばしやすくします。竹刀での物打ちはラケットのスイートスポットだったり、竹刀も刃部を意識しなければならないのはテニスの面の向きと一緒ですね。
「体」・・・体勢およびフットワークに気を付けることでボールへの力の伝わり方がよくなりショットの威力やコントロールが向上します。
こうして見ると全く違うスポーツなのに意識として似通っていると思える部分がたくさんありますね。
よく他の球技から転向した方が何かのショットを得意とする話はよく耳にしますが、剣道でも通じるものがあるのです。
他のスポーツを経験してからテニスを始めた方は、前のスポーツの知識や技術をテニスに活かせないか試してみても面白いかもしれません。
もしそれでうまくいった例がありましたらぜひ教えてください。
皆さんの経験談お待ちしております。
大正セントラルテニスクラブ目白 大原
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