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剣道から学ぶテニスの技術③
カテゴリ:スクールトピックス | 2020.09.18
皆さんこんにちは。実は剣道の段位を持っておりますコーチの大原です。
何段かはお伝えできませんがとりあえず持ってます。
ご好評いただいている剣道から学ぶテニスの技術第三回です。
今回は「一眼二足三胆四力から学ぶ視る力」です。
そもそも「一眼二足三胆四力」から説明しなければなりませんね。
「一眼二足三胆四力」というのは剣道の練習すべき優先順位を表した言葉です。
一眼・・・相手を見ること
二足・・・足さばき
三胆・・・胆力。気持ちで負けないこと
四力・・・そのまま力です。腕っぷしです。
力で優っていても胆力で劣っていたら試合には勝てない。
同じように胆力よりも足、足よりも眼のほうが大事だということです。
今回はそのうちの「一眼」について掘り下げていきましょう。
剣道では相手を見る・観察することが最重要となっています。
相手を見る時によく言われているのが達人の目線ですね。
剣の達人は剣を見るのではなく相手の喉元をみて全体を周辺視野で見ることによって相手の体の動きから次の動きを予測するというらしいです。
この話は剣道だけでなく他のスポーツでもよくお手本にされていますね。
テニスでも相手の動きの全体を見て次のショットの球種やコースを予測することは大事だと思います。
しかし相手の動きを見たからと言って次のショットを予測できるかは別問題ですね。
ではどうやったら相手の動きから次のショットを予測できるようになるのか。
練習方法としてはとにかく相手を見る練習をすることです。
ただ見るのではなく、相手の打ち方と、その打ち方によってどんなショットがきたのかを合わせて覚えることです。
ラリーしている最中にそんな余裕はありませんと言う方はラリーしていないときに見ましょう。
ちなみに剣道含む武道の世界では見取り稽古といって見ることも稽古の一環とされています。
私の尊敬するある人物も義弟に
「ケンシ○ウよ、見ることもまた戦いだ」
と教えていました。
レッスンなどでコートに入ったらコーチやクラスメイトの打つところはたくさん見るようにすると上達が早くなるかもしれませんね。
※写真は林ヘッドコーチのプレーをみんなで見て勉強しているところです。
一眼二足三胆四力の二以降はまた次回説明していきましょう。
大正セントラルテニスクラブ目白 大原
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