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試合結果 今井理恵選手

今井理恵選手にとって、最後の全日本選手権でした。

 シングルス 1-6 2-6
ダブルス  6-7 1-6

このスコアには、今井選手の20年間のテニス人生、全てが込められています。

今井選手は、1986年生まれの26歳。

幼い頃からテニスエリートとして育てられ、世代別の代表を務めたこともありました。

中学時代は、アメリカの名門テニスアカデミーであるニック・ボロテリーテニスアカデミーに、ソニーの森田会長からの全面サポートを受けて、留学しました。

そんな今井選手は、帰国後もテニスプレイヤーとして、多くの試合を重ね、あらゆる感情を乗り越えながら、今日まで歩いてきました。

時には、辛い練習や、試合の負けが耐えられなくて、逃げ出したくなったこともあったそうです。

そんな今井選手の最後の晴れ舞台。

スコアボードは、非情にも「敗退」を示していましたが、不思議と今井選手の顔は、晴れやかでした。

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選手コメント

伊藤:今井選手、お疲れ様でした。今日は、今井選手にとって、最後の全日本テニス選手権となってしまいました。今の気持ちを聞かせて下さい。

 

今井選手
「私にとって、20年間のテニス人生の集大成だと思っていたので、前日にドローが分かったときに、シングルスの対戦相手が、幼い頃から、世代別の代表として共に戦い、一番仲の良い大西香さんだったのは、何かの縁だと思いました。」

 

伊藤:それは、とても感慨深いですね。

 

今井選手
「試合は、結果的に負けてしまったのですが、大西さんが試合後握手をする時に『最後だって分かってたから、手は抜かなかった。本気でプレーしたよ』と言ってくれたので、凄く嬉しかったです。
ここまでやって来たことに後悔はないですし、テニス自体は大好きです。けれど、まだ選手として続けるかと入れれば、『yes』と言えない自分がいます。
ただ、どんな形であろうとテニスには、関わり続けたいと思っています。」

 

伊藤:本当にお疲れ様でした。最後の質問ですが、今一番したいことは何ですか。

 

今井選手
「当分は、意識的に何も考えないようにしたいと思っています。だから、思いっ切り遊びたいです」 

 

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